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はるまき家

コラム 2023.02.21

はるまき家インターン「エプロンを着れないやつが店員になるまでの話」

金沢大学国際学類3年 西川 駿

これは、僕が金沢にあるはるまき専門店はるまき家でインターンをしたときのお話です。

さとおさんとの出会い

僕がはるまき家のオーナー、さとおさんと出会ったのは、去年の5月頃。
さとおさんを金沢の父と慕ってる友達が「ハルマキヤに行く」というので、なんとなく「俺もついていくわ〜」と軽いノリでお店に行った。
当時のはるまき家は、店舗がまだできておらずキッチンカーで販売してるときで、初めて僕を見たさとおさんは、

「ハロー」

と英語で話しかけてきた。

「この人、ヘンな人やな」と思ったというのが最初の感想。
その時に、僕が大学3年で、今年の秋から大学を休学してベトナム留学に行くこととか、はるまき家のこととか色々話した。その時、試食でもらったしょうがのはるまきがめちゃうまかった。

「はるまきってこんなうまいもんやっけ?」と、はるまきに対するイメージが変わった瞬間。帰りに、「僕と友達に」とさとおさんからおみやげに貰った4本のはるまきをすべて1人で食べたのを覚えている。

そこから僕が海外に行くまでの間、キッチンカーや店舗などでさとおさんと会っては、いろいろと話を聞いてもらっていた。

「海外で100人と会う」ということを始めたのも、この方の助言があったからで、本当に感謝している。

おかげでベトナムに行ってからの生活も充実しており、日本では出会えないいろんな方にお世話になった。ベトナムでの僕のお父さん的存在でいつもいろんな出会いや機会をくださる方や、面白くてすべてを真似したいと思えるくらい憧れの師匠とも呼べる方など、挙げたらきりがないくらい。

そんな中、とある交流会でお会いした日本人の方から、

「色んな場所で働いて、とにかく経験しろ」

と教えていただいた。
そのアドバイスを受けていた僕は、日本に一時帰国する可能性が出てきたとき、真っ先に「あのはるまき家で働きたい」と思うようになった。帰ることが確定したら、さとおさんに連絡しようと思った。

日本への一時帰国が決まって、さとおさんに連絡しようと思ったところで、はるまき家でインターンをした北村かずきさんのレポートが公開され、「あ、いけるやん」と思った。しかも中身見たら結構すごそうな感じ。
これはいいぞと楽しみになってきた。早速連絡を送り、インターンさせてもらうことが決まった。

インターン前日

インターン開始前日の夜に金沢に入った。

3ヶ月振りの金沢の感じ、匂い、寒さ。せっかくなら見てみようと思って、明日からの職場を少しお目にかかることに。見てみると「結構ガチやん」と思った。何がガチでなにがガチじゃないかはわからんけど、「は・る・ま・き」の文字が散りばめられた扉、ケース、重厚感のある黒い看板。。。ツイッターやインスタの写真で見てた金沢駅のはるまき家が目の前にあった。

「明日からココで色んな人と出会い、自分がココではるまきを売るんか」

と考えると、急に緊張してきた。その日は、楽しみ半分と急に来た不安でその日はそわそわしていた。

前日の夜撮影した、金沢駅あんと内のはるまき家

そして、寝る前に自分の立てたインターンの目標を何度も何度も確認し、見直した。

「チャン(さとおさんからは「チャン」というあだ名で呼ばれています)、ぜんぜんおもしろくないよ〜」「これじゃだめでしょ〜」

と指摘するさとおさんの声が聞こえてきそうだったので、何度も何度も確認した。

さとおさんとの再会

当日。
昨日のソワソワが冷めないまま、駅に向かう。
集合の11時には十分すぎる10:10には駅についた。これまで、集合時間に家を出るような自分が集合の50分前には駅に着いた。そんなことはめったにない。自分は目標が若干不安で、はるまき家に行く前に駅の椅子にすわって再確認した。言っても自分には、まだ余裕があった。

どんな感じで春巻き売ってやろう
どんな感じで会話を展開してやろう

とか色々考えていた。味を英語で説明できるように、わからない単語を頭に入れ、目標をしっかり書き、マレーシアカットをバッチリに決めて「かかってこい」という感じだった。ちなみに、「大葉」は英語で「perilla」と言うらしい。

「これ以上直しようがない」

集合時刻の15分前、散々確認をした後に、そろそろかなと思ってはるまき家に向かった。

久しぶりのさとおさん。俺を見つけた瞬間、

「お、髪型良いやん」

とさとおさん。久しぶりのさとおさんは、相変わらずの感じやった。聞くところによると、今までのインターン生の中で一番到着が早かったらしい。そんなこんなで早速準備することに。

最初に、さとおさんとこの日の目標を共有。
自分が立てた目標はこう。

自分が立てた1日目の目標

なによりもさとおさん、お客さんに give をするという意識は強かった、と思う。せっかく時間をもらってやってるんやから、普段お世話になってるし。そして、自分が海外にいたとき、日本人・外国人にたくさん助けてもらったから恩返しをしたいと思った。そして、できるだけ数字の目標を意識した。

さとおさんからは「good」の評価をもらうことができた。「海外に行って、恩返しのマインドが生まれた。海外に行かないと生まれないマインドである」と。とにかく、やる気に満ち溢れてた。とにかくやってやろう、海外行って違うところを見せてやろう。とにかく意気込んでいた。

目標確認もOK、やる気も十分、さあ、やったるで!!
早速エプロンを着て、、、

エプロンを着れたと思っている西川駿

着れなかった。エプロンが、着れなかった。衝撃やった。ちょっと複雑なエプロンということもあったが、それにしてもひどすぎる。なんやこれ。
エプロンも着れへんのや、俺。


….まぁ、切り替えていこう。

理想とはかけ離れた自分

お店がオープン。
早速、お客さんがやってきた。もちろん、自分が対応する。
1組目、2組目、3組目。。。

「ぜんっっっっっっっっっぜんできてへんやん!!!!」
「なにこれ?」
「むずすぎやろ」
「え、こんなにやること多いん?」

さっきまでのやる気、自信は完全に折られた。もう、ぼっこぼこ。

「さとおさん、こんなに考えてやってんの?」

衝撃やった。

それまで、ぶっちゃけ、正直「はるまき出すだけやん」と思ってた。お客さんに失礼の無いようにすればいいとくらいに考えていた。実際は全然違った。どうしたらお客さんに喜んでもらえるか、お客さんがストレスのないようにはるまきを買えるか、どうしたらお客さんがおいしく、楽しくはるまきを食べれるか、さとおさんは常に考えていた。

そんな、さとおさんのマインドに初めて触れた自分にとっては、それは衝撃だった。今思うと「ただはるまきを出して…」と考えてた自分を殴りたい(そして、さとおさんごめんなさい)。

そして、さとおさんは何より人を大事にしていた。
まずそのお客さんが常連さんなのか初めて来られたのか、初めてのお客さんならまずは試食をお渡しして、常連の方なら「いつもありがとうございます」の一言を忘れずに..。そこからはじまり、はるまきをお客さんがはるまきを食べやすいようにカットしたり、より味を楽しめるような買い方を提案したり。。とにかく、お客さんがお店に来られてから帰られるまで、気遣い優しさでいっぱいだった。

そんなことをなんにも知らない自分。とにかく、考えることが多すぎて、自分の頭の中はぐっちゃぐちゃだった。お客さんとのコミュニケーションだけでも精一杯やのに。1組の対応が終わるごとに、整理したかったけどお客さんが次々やってきて、慌ててさらに考えることが増えて、、頭の中はカオスやった。最初の意気揚々とした気持ちはどこへやら、これまでの自信は完全に折れた。

いつしか自分は、

「失礼のないように無難に対応しよう」

という気持ちになっていた。
「1人1笑い」なんて掲げていたけど、

「こんなに仕事もできひんやつが、背伸びしてお客さんと和気あいあいあと喋ってんのなんかだっっっさい」
「何も出来ひんのに、できてるふりする自分が嫌や」

という気持ちになった。自分の中に生まれる負の感情。ただ立っているだけやのに、足が痛い。ベトナム前に行ったカンボジアで、炎天下の中を2時間ママチャリで漕ぎ続けたときよりも足が痛い。タイとカンボジアの国境で変な詐欺師に原付きで追いかけられたときよりも疲労感がすごかった。今思うと、そんな自分をはるまき家の店員と呼べるわけがなかった。

大事なことに気づいた瞬間

そんな状況の中、ちらほらと自分の友達もはるまきを買いに来てくれるようになった。

久しぶりの友達との再会。
少し照れくさいような、恥ずかしいような、気持ちになりながらも、少し気持ちが軽くなっているような気がした。なによりも、自分に会いに来てくれたことがめちゃ嬉しかった。

お店に来てくれた友達との写真


ただ、驚くことに、会いに来てくれたのは、友達だけじゃなかった。

とあるお客さんに、

「西川くんでしょ?インターン頑張ってね。」

と声をかけていただいた。インスタやツイッターで自分のことを見てくださってたらしい。衝撃やった。自分はこの方と話したことはもちろん無いし、なんなら会ったことすら無い。それなのに、自分の名前を覚えてくれて、「頑張って」と声をかけてくれることが何よりも驚きだった。

しかもそれは、一人ではなかった。中には、僕にお菓子までくれる人もいた。声をかけてくれ、応援の言葉をくれる方に対して、「こんな自分に…」となぜか申し訳ない気持ちになってしまったのを覚えている。

少し遅めの昼食。
みんな大好きさとおさんの母ちゃんが、サンドイッチを作ってきてくれたらしい。見てみるとタッパーにはたくさんのサンドイッチが。
「これでも減らしたほうやで」と、さとおさん。母ちゃんがわざわざ自分の為に。。またなんとも言えない嬉しいような少し照れくさいような、それでいて、「こんな自分に、、」とどこか申し訳ないような。変な感情になったのを覚えている。

お店のはるまきも少しもらった。サンドイッチとしょうがの春巻き。これまで客として食べる春巻きだけやったけど、お店の中の人として食べる春巻きは初めてやった。もちろん、うまかった。疲れきったときに食べる母ちゃんのはるまきは、またなんとも言えない味わいやった。サンドイッチもまた格別やった。さとおさん(はるまき王子)、そしてはるまき家でインターンする僕のためにわざわざ作ってくれた母ちゃんのご飯。疲れた体に沁みる。
母ちゃんは、みんなの母ちゃんなんやとわかった。

遅めの昼食。はるまきが沁みる

「母ちゃんは、チャン(僕)に何を望んでると思う?」

遅めの昼食を食べた後、さとおさんはこう言った。ハッとした。

今の自分。
はるまきをうまくつかめない、テープがうまく切れない、箱は落とす、決済は遅い、バーコード決済の対応が遅い、レジの台はレシートでぐちゃぐちゃ、できないことを挙げればキリがなかった。

自分の思うようにいかず、チャレンジすることをやめ、ただ「失礼のないように」ということだけに集中してた自分。「できてないくせに、明るく振る舞って対応しようとするなんて…」と積極的になれてない自分。そんな自分を望んでいるわけがない。母ちゃんだけじゃない、その日お店に来て僕のことを知ってくださったお客さん、インスタやツイッターを見てわざわざ声をかけてくださったお客さん、インターンとして自分を受け入れてくれた王子、王子のお兄さん。そんなことを望んでるわけがない。
ようやくそこで気づいた。

他にも常連のお客さんが来た。話を聞くと小学生の先生らしい。
その方は、僕の今の状況を話すと、小学校の二重跳びの授業で子どもたちに「最初はみんなできないよー」と声をかけるよ、と教えてくれた。

またハッとした。

たしかにそうや、最初からできるわけない。今までこういう言葉は何度も耳にしてきたはずで、正直「そんなことはわかってる」とおもっていたけど、わかっているようで、実はなんにもわかっていなかったことに気づいた。
そこからは、少しずつ、前よりも上手くお客さんとやりとりできたような気がした。予定の時間を超え、締めの時間までお店にいさせてもらった。
いろんな自分の気づきと発見があった1日。考えることも多く頭がショートするくらい考えた(普段何も考えてないだけやけど)。

1日目の目標を振り返って

とにかくついていくことに必死で、目の前のお客さんに対応するので必死で、目標を意識していなかったのが正直なところ。自分の甘さが出た瞬間だと今になって思う。

・知り合いの人数→4人
・1人1笑い→未達成
・外国人5人以上→2人

1日目はとにかくひどかったと思う。
まず第一に、呼んだ知り合いの人数が少なかった。
「知り合いを多く呼ぶことが学びにつながる」という事前にさとおさんから教えられていたにも関わらず、インスタのストーリーで宣伝し、数人にDMを送っただけ。もっと多くの人にDMを送ることも出来たのに。おんなじ学部の友達は留学行ってるやつが多いしな。。とか、どこか理由をつけてできていないこと、達成できないことを正当化しようとしていた。

「外国人5人以上に声を掛ける」十分に達成する環境であった。外国人がお店の前を通って、はるまき家のポスターをじーっとながめている瞬間もあった。でも、「そんなことしてる場合じゃないわ」みたいな感じで、声をかけに行くことすらしなかった。

と、振り返りその日は疲れて気づいたら寝てしまっていた。

買いにきてくれたダチには頭が上がりません

自分の中に変化を感じた2日目

昨日の事を踏まえて、2日目は、

もういいや。失敗してもええや。
多分今日も、レジの精算を間違えるかもしれない、決済が遅いかもしれない。でもそれでもいいや、今日は自分を出す、全力を出すことに集中しよう

と思えるようになった。

「どうせミスするなら、挑戦するやつのほうがええやろ」
「どうせミスするなら、ケロッとしておこう」

そう思えるようになった。最悪、ブチ切れられたら(多分そんなことは無いけど)本気で謝ろうと思えた。

やっぱり、ミスは今まで通りあった。
相変わらず、電子決済の処理は遅いし、注文は聞き間違えるし、テープを切るのは下手くそやし。。。それでも、自分を出さないでおこうとか、無難に失礼のないようにだけ対応しようとかは思わなかった。今日は、昨日の自分のほうが、自分からアプローチしない自分のほうがダサく感じる。自分でもマインドが変わっていることがわかった。そう思えるようになったのは、応援してくれる人がいるから。どこの馬の骨かもよくわからんやつに、こんな自分を応援してくださる人が全力で頑張ることを望んでいるから。自分も全力を出そうと思える。綺麗事じゃなく、本気でそう思えた。「できてないくせに、、、」とかだ〜れも気にしてない。

そして、自分のことを大事にしてくれる方をもっと大事にしないといけないなと感じた。お店に来てくださる方で、インスタやツイッターで僕のことを見てくださって、声をかけてくださった方に対してなにかお返しできないかと考え、マレーシアンカットキャンペーンというものを実施した。お店に来て僕に、「マレーシアンカット」と言ってもらうと、ベトナムコーヒーのインスタントをプレゼントするというもの。中には、ほぼ強制くらいの勢いもあったけど、ほんの少しだけやけど、恩返しできたのかなと思う。また、多くの人にマレーシアの髪型に触れていただいて、忘れられないものになった。

その日の母ちゃんのごはんも最高やった。
おにぎりと中華スープ、とはるまき。組み合わせがヤヴァイ。しみるしみる。母ちゃんの飯は最高やった。お店にはない、特別メニュー。これは、すべてのはるまき家ファンに自慢したいやつです。笑

おにぎりのうまさに泣きそうになる

このインターンを通して驚いたのは、自分自身の心情の変化について。
一日目のはじめさとおさんに、

「このインターンは、1日目はみんなカオスになって、2日目に必ず伸びていくよ」

と言われていた。「そうなんですね〜」と聞きながら、

「おいおいほんまか?よう言い切ったなこの人」
「ほかのインターン生が優秀なだけで、俺には当てはまれへんのちゃうか?」

とか思っていた。はっきり言って、信じていなかった。
しかし、実際は見事、自分はまんまとさとおさんの言うとおりになってしまった。完全にやられた。一番自分で変化したと思える部分は、マインドの面だと思う。自分を出せない、今の自分がいっちょ前にお客さんと接するのはダサい、恥ずかしいと思っていた1日目、でもそんな自分のほうが一番ダサいと思えた2日目。

1日目も2日目もたくさんのお客さんに足を運んでいただいた。1日目の営業時間が終了した後のどんよりした疲労感、脱力感はなく、ただただ終わったという爽快感、スッキリした感じがあった。疲れなかったわけではないが、ヘトヘトという感じがしなかった。後々聞くと、2日目は昨日の倍以上の来客があったらしい。
「え?昨日より多いの?」と、これにはとにかく驚きやった。明らかに自分の中で変化が起きているのを感じた。

自分が感じた変化はそれだけではなかった。
今回のはるまき家インターンでは、過去の自分と比べて起きた変化も感じることが出来た。
海外のお客さんに声をかけるということ。海外を色々回って、ドミトリーで一緒になった人や、カフェで隣りに座った人に話しかけたりと、外国の方に話すことに少し慣れていた自分は、お店の前を通ったお客さんに躊躇せずに話しかけに行くことが出来た(押しが甘いときはあったけど)。
海外に行く前やと、こんなことぜっっっっっっっっったいにできない。間違いなく、言い切れる。今の自分は、話すことに躊躇はない、いやむしろ話しかけに行きたい、日本に金沢に来てくれてありがとう、なんかもし困ってることあったら力になりたい、とくらいに思えるようになった。自分で自分の心情の変化を感じれて、自分は海外に行って変わってるんやってことを実感した。

お優しい海外の方との写真

2日目の目標を振り返って

2日目、目標は変えなかった。と、言うと聞こえは良いけど、正直なところあんまり目標の事は考えていなかった。今更変える必要もないか。。くらいに思ってた。そんなことが、さとおさんに通用するわけがなく、自分の目標に対する認識の甘さを早速指摘された。

例えば、「友達・知り合いを呼ぶ」という目標だと、最終目標は「come(お店に来てもらうこと)」。ただ、最終目標(come)に至るまで、はるまき家に自分がいるということを「inform(知らせる)」ことができるし、友達や知り合いにそのことを「share(共有)」してもらうこともできる…などなど、方法はいくらでもある。1日目の目標人数も達成できたはずや。「学部の仲ええやつは留学行ってるし…」とか全く関係ない。そこで、これまで自分が成功へのアプローチよりも、達成できないことを正当化する理由を考えていたことに気づいた。目標を立てることが目標になっていた。もっと必死にならないといけなかった。これまでも、達成する方法よりも達成できない理由を探して逃げていたところは多くあるんちゃうかと思った。

自分は目標である10人をなんとか達成しようと必死になった。来てもらった友達に「インスタで写真あげといてな」という一言は、そんな必死さがあったからこそ出たものだと思う。色んな人の協力もあって、結果その日は1日目の約3倍となる13人に来てもらうことができた。マレーシアンカットキャンペーンのためにもってきたベトナムコーヒーのインスタントの箱は、空っぽになった。

ダチとの写真 そして誰よりも存在感が強いさとおさん

改めて二日間を振り返って

今、改めてこの2日間を振り返って、
ここまで目標を明確に意識し熱量を持って取り組めてたか?
と改めて思う。バイトとかインターンとか、これまで自分が経験してきたことについて、これほどまでに時間を、熱量をかけた取り組みを出来てたんか?とめちゃくちゃ思う。
事の大小に限らず、学びのきっかけ・ヒントは多くあり、そういう機会を逃してはいないと学んだ。取り組むからには、何かを吸収しよう、自分の中の価値観の変化につなげようとそういう意識で取り組む必要があると強く思った。

また、自分が普段何気なく見てるものとか、触れているもの感じてることは、なにかの結果の表れなんや痛感した。「便利やな」とか「親切やな」とか、逆に「不便やな」「使いづらいな」とか思うものには、そこに関わった人々の気持ちや思いやりの現れで、相手を思う気持ちなしに起こることはありえないのだとわかった。

ここまで、これを読んでくださってる皆さんは、
「え、今更?」
「いやいや、そんなことも知らんかったん?」
と思ったかもしれませんが、ポケ〜と生きてた自分にとっては、これらはかなりの大発見なんです。

また、ありがたいことに自分の甘ったるいところにめちゃくちゃ気づくことができた。
自分のメモを取る量から何から全部叩いてもらった。自分で一人でやってたら気づかんし、「これで十分や」なんて思ってた自分の基準なんかまだまだあまっちょろくて、そんな弱い部分にも気づくことが出来た。

もうとにかく量。それが今後どうつながるかとか、意味があるとか、必要かどうかとかもうほんまに関係ない。とにかくやる。量こなす。

ダチとのギャルピース
お客さんから頂いたはるまき家への差し入れの数々

いろんな方におすすめしたいはるまき家インターン

将来飲食店を経営したい人、人生に悩んでいる方、さとおさんに鍛えてほしい人。キャリアに悩む大学生や高校生、あの日はるまき家で3ヶ月振りに再会したアイツ。すべての人にこのはるまき家インターンをオススメします(別に媚び売ってるわけじゃありませんが)。「はるまき家で学んだことが他にどう活かせるんや?」と思っていた自分がここまでの学びを得ることが出来ました。もう学習も学習。このはるまき家でのインターンでの学びは、その時の自分の状況、段階によって違うし、自分の取り組み次第で何十倍にも何百倍にもできると思います。ぜひ、悩んでいる人は挑戦してみてほしいです。そして、終わったら一緒に話しましょう。なんでかわからんけど、はるまき家でインターンした人とは、なんだか仲良くなれそうな気がします。

最後に

気合十分の2人(左:さとおさん 右:にしかわ)

僕がはるまき家にインターンさせていただいていた、1月21日(土)、22日(日)にはるまき家にお越しいただいた皆さん、改めてありがとうございました。お会計、お渡しがだいぶ遅かったと思います、ごめんなさい。そして、こんな僕に応援の言葉をかけてくださった皆さん、本当にありがとうございました。来てくれた先輩や後輩、同期のみんなもありがとう。僕のしょうもない宣伝投稿に「いいね・リツート」をくださった皆さんもありがとうございました。初日、エプロンも着れなかった、自分を出せず下を向いていた僕が、お客さんに喜んでいただけるように、前を向いてはるまきをお渡しすることが出来ました。皆さんの優しさのおかげで、僕はあの日、はるまき家の店員になることが出来たような気がします。

最後に、僕をインターンとして受け入れてくださったさとおさん、はるまき家ファミリーの皆さん、本当にありがとうございました。僕は、はるまき家が日本一のはるまきのお店になるというストーリーに、少しでも関わることができてとても嬉しいです。はるまき家に負けないように、ベトナムでも頑張ります。

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以上です。
お読みいただきありがとうございました〜

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金沢の春巻き専門店

〒920-0848
石川県金沢市京町25-20

090-1632-2481

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11:00~17:00
※月・火曜日はお休みです

専用の駐車場が3台あります
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